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放送開始から1年半、いまこそ知りたい「仮面ライダーエグゼイド」のススメ!

2018年04月25日(水)配信

2016年10月~17年8月にTV放送された「仮面ライダーエグゼイド」。本日4月25日(水)発売のVシネマ『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング PartIII「仮面ライダーゲンムVSレーザー」』(18)で、同作としてのソフトリリースはほぼ完了する。それを記念して“ゲームと医療”という異色の要素の組み合わせで描かれたヒット作の魅力を改めてひも解いてみる。■ 4人の医師ライダーが、ゲーム病患者を治療ゲームのバグから生まれ、人々の暮らしを蝕む謎のウイルス“バグスター”。ゲームが得意な研修医・宝生永夢(飯島寛騎)は、仮面ライダーエグゼイドに変身することを決意、普段は看護師・仮野明日那として行動するゲームキャラクター、ポッピーピポパポ(松田るか)のサポートでバグスターを倒し、ウイルスに感染した患者の命を救っていく――。本作はゲームと医療を「ウイルス」という共通項でひも付け、シンプルなバトル・アクションの設定として見事に昇華させている。本作では、永夢のほかに天才外科医・鏡飛彩/仮面ライダーブレイブ(瀬戸利樹)、無免許医・花家大我/仮面ライダースナイプ(松本享恭)、監察医・九条貴利矢/仮面ライダーレーザー(小野塚勇人)といった複数のライダーが序盤から登場。各々にワケありな過去を背負った医師たちが時に対立しながら、または共闘しながら物語は進む。■ 恐怖のサバイバルゲーム、そしてエグゼイドの秘密永夢たちはゲームメーカー”幻夢コーポレーション”の社長・檀黎斗(岩永徹也)が開発した“ゲーマドライバー”を使って変身し、ゲーム病患者の治療=バグスター退治を繰り返す。バグスターを倒すと、発生源となったゲームのガシャットを得られるのだが、黎斗がドライバーを提供した真の目的は、そのガシャットに関連する。回収したガシャットのバグスター実践データを基に、黎斗は究極のゲーム「仮面ライダークロニクル」の開発を目論む。それは現実世界で"ライドプレイヤー“と呼ばれる仮面ライダーに変身した人々が、バグスターと死闘を繰り広げるもの。ただし敗れたプレイヤーは消滅してしまう命懸けのサバイバルゲームだった!永夢は黎斗の野望を阻もうとするが、黎斗に組みするバグスター・パラド(甲斐翔真)の存在に振り回される。無垢な青年の姿ながら仮面ライダーパラドクスに変身する好敵手パラドは、まるでゲームを楽しむように永夢に戦いを挑み続ける。そんななか永夢自身もバグスターウイルス感染者、しかも5年前に人類初のゲーム病患者であったこと、そして黎斗、パラドとの因縁が明らかに…!■ ゲーム×医療の「仮面ライダー」は、命をどう描いたのか?極力ネタバレは避けつつ、以上が「仮面ライダーエグゼイド」中盤までの大まかなあらすじだ。以降は「仮面ライダークロニクル」の完成、ポッピーも仮面ライダーポッピーへと変身、さらに黎斗の父・檀正宗(貴水博之)の登場により、さらに怒濤の後半戦へなだれ込む。ガシャット(ゲーム)の特性を活かしたライダーバトル、アクションの数々、話数を重ねる毎に謎が明かされ、そして新たな謎が立ち塞がる展開は、長年“平成ライダー”シリーズで培われてきた、まさにお家芸と言える。特筆すべきは、作品がアクションやRPG、シューティングなど敵を倒す目的が主となる“ゲーム性”の強い演出の下、同時に“命の尊さ”を視聴者に考えさせるドラマ性も持たせている点だろう。患者の命を救おうと懸命に戦う永夢、5年前にバグスターが引き起こした人類大量消失事件(ゼロデイ)で恋人を救えなかった飛彩、その恋人が命を失うきっかけを作ったと苦悩する大我、さらにゲーム病を発症し自暴自棄になった友人を救えなかった貴利矢…。医師たちはみな命を巡る葛藤を抱え、乗り越えようとする。逆に、死すらも収集データと捉え、死を軽んじる黎斗、死を理解できずゲームを通して人を消滅させるパラドといった、人を殺めた者たちの感情にも物語は焦点を当てる。彼らが永夢たちとの戦いを通じて、命の価値観をどう変えていくのか(もしくは変わらないのか)…といったドラマは、子供たちのみならず、今や父親、母親になったファミコン世代の心にも深く刻まれる。■ 周辺キャラクターの魅力を掘り下げたVシネマそんなドラマをTVシリーズ全45話、さらに『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』(17)を通して追い続けると、永夢だけでなく前述のキャラクター一人一人にも、自然と愛着が湧いてくる。そんな思いに応えた作品が、今回リリースされた「アナザー・エンディング」三部作だ。PartI「仮面ライダーブレイブ&スナイプ」では共にゼロデイから苦悩を抱え、序盤から戦い続けた飛彩と大我、PartII「仮面ライダーパラドクスwithポッピー」では、ゲームから生まれながら人間の心に触れ成長したパラドとポッピー、そして「ゲンムVSレーザー」では、生死を因縁の対峙を幾度となく繰り広げた黎斗と貴利矢…と2人ずつを主人公に据え、永夢は彼らの結末を見守る立場として登場させ、彼らの後日譚をドラマチックに描く。一作一作、独立した作品として楽しめるが、やはりTVシリーズから追いかけるとその感動とカタルシスは幾重にも広がっていく。このゴールデンウィークに、動画配信サイト、またはレンタルなどでイッキ見を楽しむのもオススメだ。

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