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ファンからの投稿が“真選組動乱篇”実写化の後押し!『銀魂2』プロデューサーが語る!

2018年07月26日(木)配信

累計発行部数5500万部の空知英秋による人気コミックを福田雄一監督が映画化した『銀魂』(17)。新情報が出るたび世間をざわつかせている続編『銀魂2 掟は破るためにこそある』(8月17日公開)の公開を前に、パート1からプロデューサーを務める松橋真三に話を聞いた。■ 続編製作のきっかけは、はちみつまみれの中村勘九郎!?『銀魂』の公開は17年7月。前作からわずか1年、しかもメインキャスト陣が続投しての『銀魂2』が実現したのは、スタッフやキャスト自身がパート1の撮影をおもしろがり、すぐに続編製作に向けて動いたからだという。「初日の撮影は、将軍のペットである黄金のカブトムシを探す“カブト狩り”のシーンだったんですが、(真選組局長・近藤勲役の)中村勘九郎さんがおもしろすぎて…。一日中ほぼ全裸で、はちみつまみれでした。小栗(旬)さんもスタッフも『はちみつを塗りたくっている勘九郎さんを観るだけで、1800円を払う価値あるよね』って現場で大爆笑。初日だけでもあんなにおもしろかったので『絶対当たる!』と確信しました。『次はこんなことやりたいね』みたいな話が、その場でどんどん出てきて。すぐに小栗さん、菅田将暉さん、橋本環奈さんと、万事屋3人が空いているスケジュールを押さえたんです」。中村勘九郎が続投コメントで「今回は、初日に服を着ていた時点で(前作とは)大きな違いがありましたね(笑)」と言っていたのも、うなずける。そして公開された『銀魂』はファンの反響も大きく、最終興行収入38.4億円、17年の実写邦画1位記録という期待以上の結果となった。■ ファンからの投稿が“真選組動乱篇”実写化の後押し当初、続編はギャグパートをメインに“将軍とひたすら遊びまくる2時間”という”将軍接待編”を実写化するつもりだったそう。しかし『銀魂』の出来栄えと、観客からの反響で思い直すこととなった。「パート1の撮影はギャグパートから始まり、後半に何日も徹夜でアクションばかりを撮る撮影が続きました。前半の楽しいムードの中で続編の話をしたので、みんなが『ギャグパートをやりたい』という雰囲気になっていた。ただ『銀魂』が昨年度、実写の邦画No.1にまでなったのは、『笑って、泣いて、アツくなる』というコピーどおり、総合エンタテインメントとしておもしろいことができたから。なので、完成版が出来上がった時に、『続編、ギャグだけでいいんだっけ?』と改めて考え直しました。結果的に、なんとかキャスト陣にスケジュールを空けてもらい、撮影期間も2倍に伸ばしました」。すでに発表されているとおり、『銀魂2』は、原作でも人気の高い名エピソード「真選組動乱篇」と、江戸幕府14代征夷大将軍こと“将ちゃん”が登場する「将軍接待篇」が融合したストーリーとなる。「監督も含めてみんなが『真選組動乱篇』を好きなのと、やっぱりファンの方からの“圧”ですね(笑)。福田監督のTwitterに、『“真選組動乱篇”をやってほしい』という投稿がたくさんきたんです。『銀魂』はファンと一緒に作ることが大事。ワ―さんナーさん(注:配給会社ワーナー・ブラザースのこと)の目をかいくぐって(笑)、ファンと作る。それがお客さんにとってもウケているところだと思うので、その構造は崩さずにいきたいですね」。■ 伊東鴨太郎の候補リストには1人しかいなかったパート1に負けず劣らぬ豪華キャストが参戦する『銀魂2』。なかでも伊東鴨太郎役を努めた三浦春馬は、第一希望であり唯一の候補でもあったという。真選組の参謀・鴨太郎は剣の腕も一流の才人だが、副局長の土方十四郎(柳楽優弥)とはそりが合わずに犬猿の仲。そして真選組史上最大の事件を巻き起こすという影のある役柄だ。「伊東鴨太郎は、やってほしい人が一人しかいなくて。それが三浦春馬さんだった。彼以上に鴨太郎ができる役者はいないと思い、リストに“伊東鴨太郎:三浦春馬”としか書いてないんですよ」。三浦春馬を選んだ理由は「高貴で、すべてが計算尽くにすら思える腹黒い知的さ」だと松橋氏。「本人はピュアな人ですけれど、ルックでそういうところを醸し出せる人だと思うので、監督は最初から『春馬くんで行きたい』と言ってました。今作の物語の核を担うキャラクターですから。三浦さんも役に入り込んでくださっていて、あるシーンの撮影では、カメラテストの時点で目が真っ赤になってしまうほど。真選組の皆さん、前作に輪をかけて芝居がすばらしいですよ。この映画は本当に“侍映画だな”と思いました」。■ 福田監督の人望が集めた豪華キャストたちその他の新キャストについても、キャスティング秘話を聞いた。鴨太郎と同じくキーマンとなる河上万斉。音楽プロデューサーという表の顔を持ちながらも高杉率いる武装集団・鬼兵隊に所属する裏の顔を併せ持つ役柄で、窪田正孝が演じる。「『銀魂』『CRISIS』と続いて小栗旬=アクションのイメージが高まっているなか、彼と激突する相手が万斉。『絶対に銀時が勝つでしょ』と思われない対決にするため、あの身長と体の大きさに対抗できるのはスピードでしかない。窪田さんなら、ものすごいスピードでやって来て、必殺技を繰り出せそうだと思ったんです。実際、シャープに鍛え上げてきてくれて、身体もさらにバキバキですよ」。堤真一が演じるのは松平片栗虎役。警察組織の頂点に君臨する人物でありながら、キャバクラで豪遊する“夜の帝王”としても君臨。キャスト発表時も話題になった、“撮影現場でのナンパ”でキャスティングが実現した。「去年の撮影時、堤さんの主演映画の隣の現場が『銀魂』でした。皆で挨拶に行ったのですが、堤さんに『なんだ、またバカな映画撮ってるのか』と言われ、福田監督が『堤さん、こんなバカな映画だけど、続編がある時は、もう堤さんの役あるんで』って言ったら、『そうなんだ、わかったよ』って(笑)、台本もないのにOKしてくれたんです」。勝地涼が演じるのは、若き江戸幕府第14代征夷大将軍・徳川茂茂。庶民の暮らしを知るためと片栗虎と共に城下にお忍びで現れるが、そのたびにトラブルに巻き込まれてしまう。よく引き受けたな…と思わざるを得ないほど、すぐ“あられもない姿”になってしまう役柄だ。勝地には、なんと監督直々にオファーをしたそう。「ある時、監督から『勝地くんの顔って将軍っぽくないですか』ってメールが来て(笑)。ひとしきり盛り上がったあと、監督が直接、本人に『将軍役、やってくれない?』と連絡をしました。そしたら本人が快諾してくれたんです」。いずれも福田監督の人望の厚さを感じさせるエピソードばかり。おもしろがることが大好きな名優たちが『銀魂2』に揃ったというわけだ。キャストも揃い、ドラマもギャグもピカイチ。ワ―さんナーさんの大ヒット作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』顔負け(!?)のアクションシーンなどもあるそうで、今夏の『銀魂2』公開がますます楽しみだ!

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