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有村架純と伊藤健太郎、『コーヒーが冷めないうちに』で恋人役を演じた感想は?

2018年09月21日(金)配信

川口俊和の小説を映画化した『コーヒーが冷めないうちに』(公開中)で共演した有村架純と伊藤健太郎。恋人同士の愛、親子愛、姉妹愛、夫婦愛など、幾層もの愛が紡がれた本作で、出会って恋に落ちる恋人たちを好演した有村と伊藤に、お互いの印象と、本作に懸けた想いについて話を聞いた。共演した感想について有村は「健太郎くんは年下ですが、とにかく落ち着いています」という印象を受けたそう。「21歳でこの落ち着きはどこから来ているのだろう?と思っていたら、お姉さんがいると聞いて、なるほどなと納得しました。だから、年上の人と関わるのに慣れているのかなと、あとから思いました」。すると伊藤は「作っているんですよ」と茶化す。有村は「でも、等身大のところもあって、みんなにいじられたりもしていて、本当に愛されキャラでした。スタッフさんや監督も、みんなが健太郎くんのことを好きなんだろうなとわかる現場でした」と言うと、伊藤は「なるべく楽しい雰囲気になればいいなと。僕がいじられてそうなるのなら、それも楽しいと思いました」と大らかな笑顔を見せる。伊藤は有村については「喜怒哀楽の差があまり激しくなくて、とても穏やかで魅力的な方でした。僕の周りにはあまりいないタイプで、すごく居心地が良かったです」と好印象だった様子。本作の舞台は、ある席に座り、いくつかのルールを守ると、その人が望んだ過去に戻ることができるという喫茶店「フニクリフニクラ」。有村はその喫茶店で働く時田数役、伊藤は常連客の大学生・新谷亮介役を演じた。本作では、喫茶店を訪れる様々な客の人間模様が展開されていき、やがて数の家族に秘められたドラマも明かされていく。物語が進むにつれて、数は新谷からのアプローチを少しずつ受け入れていく。新谷の「人を幸せにすると、いつかその幸せが自分にも返ってくる」という言葉が数を優しく包み込むが、有村自身も「本当に素敵な言葉だと思いました」と心を揺さぶられたそうだ。「数はその言葉を聞いて、新谷くんのことを好きになったわけですから。そんな台詞をさらっと言える新谷くんはスマートで紳士的だと思います」。伊藤も「殺し文句ですね」と同意すると、有村は「でも、決め台詞って、いかにも決めているなあというふうになりがちですが、新谷くんはそうではなく、本当にサラリと言っているからキュンと来ます」と伊藤が発した台詞のトーンが絶妙だったと語る。伊藤は「うれしいです」と微笑む。「新谷は、わりとそういうクサイ言葉をちょこちょこ言ったりしていますが、たとえば『お腹空いた』という言葉と同じような感覚で素直に言っているので、それが相手からすると逆に刺さったりするのかもしれないです」。喫茶店を訪れる何人かの客は、過去に戻ることで人生の岐路を迎えることになる。有村たちは、これまでの人生において、重要な選択をしたと思う瞬間はあったのだろうか。有村は「確か中学3年生の時です。私は自分でオーディションに応募してこの世界に入ったので、あの時オーディション雑誌を買って良かったなと思っています」と当時を振り返った。その後の有村の活躍ぶりは言うまでもないが、彼女が第39回日本アカデミー賞主演女優賞優秀賞や新人俳優賞を受賞した出世作『映画 ビリギャル』(15)の製作陣と本作で再度仕事ができたことはとても感慨深かったと言う。「当時、『ビリギャル』ですごくお世話になったので、また、一緒にいい作品を作らせていただきたいと思っていたから、自分としてもうれしくて、本当に幸せだなと思いました。でも、『ビリギャル』があったからこそ、この作品を傷つけるわけにはいかないという思いもありました。いつもどおりのことですが、自分ができることを精一杯やったという感じです」。伊藤は「この仕事をやろうと決めた時」だそうで、最初にオーディションを受けた当時のことを話してくれた。「初めて出た作品のオーディションを受けた時、まさか受かるとは思っていなかったので、落ちたら高校をやめてアメリカへ行こうと思っていたんです。渡米する手続きを全部済ませていたら、奇跡的に受かってしまって。でも、結局この仕事を選びました。それはたぶん、いまの人生に大きく影響した選択だったかなと思います」。折しも、伊藤は今年の6月30日に21歳の誕生日を迎え、芸名を「健太郎」から本名の「伊藤健太郎」に改名したばかりだ。「いろいろなタイミングが重なって、本名の名字をつけようと思いました。ここからまたスタートする、という気持ちもありましたし。また、僕も塚原(あゆ子)監督とは以前ご一緒していて、今回もう少し成長している部分を見せたいと思ったので、気持ちがぎゅっと引き締まる思いで臨みました」。

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